オーストリア
LOBMEYR
ロブマイヤー



オーストリアの至宝、ロブマイヤー。
19世紀の末、この花瓶は誕生しました。

当時、フランスの一部の文化人・芸術家の間で流行していた「ジャポニズム（日本趣味）」は世紀末にはアール・ヌーヴォーと呼ばれる芸術様式となり、フランスのみならずヨーロッパ全土へと広がります。

オーストリアでは1897年にゼツェッシオンが旗揚げし、総合的な芸術運動を目指しました。
代表的な芸術家としてはウィーン分離派の中心人物であった建築家のオットー・ワーグナー、ヨゼフ・マリア・オルブリッヒや画家のグスタフ・クリムトなどが挙げられます。

ロブマイヤーも例外ではなく、その影響は作風に現れました。
この花瓶にも優雅に弧を描く金彩や、ロココ趣味である草花があしらわれ、まさに時代を反映した装飾と云えましょう。



状態ですが、花瓶の口の金彩に摩耗が見られます。
下方の葉のエナメルに薄れ、時代なりのスレ傷や汚れもございますこと何卒御承知置きください。



飾っても、御使用になられましても。

ご検討頂けましたら幸いです。


（御参考）
高さ：約 22.5 cm
口径：約 4.3 cm
底径：約 7.0 cm
下部の膨らんでいる部分の幅：約 12.0 cm


モーゼル 、バカラ 、 サンルイ などを御愛用の方にも。



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